ロコモティブシンドローム(ロコモ)とは、加齢や運動器疾患のために立ったり歩いたりするための身体能力(移動機能)が低下した状態を 「ロコモティブシンドローム(ロコモ、または運動器症候群)」といいます。

ロコモが進行すると、将来介護が必要になるリスクが高くなります。日常生活に支障はないと思っていても、ロコモになっていたり、すでに進行したりしている場合が多くあることが分かっています。

具体的には、以前に比べて

・階段が手すり無しではあがれない
・物に掴まらないと立ち上がれない
・立がり時や歩いている時にふらつく
・転倒する事が増えた

などの症状はありませんか?

当院では、「歩行時にふらついて転倒しやすい、関節に痛みがあって思わずよろける、骨に脆弱性があって軽微な外傷で骨折してしまう」などの病態を疾患(運動器不安定症)としてとらえ、それに対する運動療法などの治療を行っています。

いつまでも歩き続けるために、ロコモの予防や進行を抑えて運動器を長持ちさせ、健康寿命を延ばしていくことが大切です。